製品紹介

文化財説明看板

長野県佐久穂町からのご依頼で新規製作したものです。
表示部分には、強度の高さと美しい風合いを持つカラマツ板を使用しました。
カラマツは長野県の山間部でも多く見られる針葉樹で、材木としての歴史も古くさまざまな用途で活用されています。
スギよりも硬く頑丈で、樹脂が多いことから耐水性や耐久性にも優れています。
また、少し赤みを帯びた色味が美しく温かい印象を与えます。
文字はレーザー加工で刻み、防水の特殊塗装を施しました。

櫓（やぐら）の部分にはヒノキ材を使用しています。
ヒノキはカラマツと同じ針葉樹で、弾力性・耐久性に優れ、劣化のしにくい材質です。
そのため、柱や構造材の箇所に多く使われます。
耐久性の高い材質ですが、長期の使用を考慮し、基礎周りの腐食防止のために銅板巻きを施しています。

完成した看板は、町内の城跡とお寺の各１カ所に設置していただきました。
文化財説明看板の製作依頼をいただいたのはこれが初めてでしたが、いろいろな方のご協力をいただき、おかげさまできれいに仕上がりました。
大岳キャビネットは木工製品製造の専門会社として、木材の仕入れから加工、販売、配送までを一貫して自社で行っております。
「木を使ってこんなものを作りたい」といったご希望がありましたら、当社までお気軽にご相談ください。